2014年12月30日火曜日

For Royal Horticulture Society, Wisley Garden.

Kew Gardenのインターンシップが終わって、英国王立園芸協会の管理するWisley Gardenの園芸学校に入ることになりました。

私は、Wisley GardenのMixed Borderに憧れていて、そこでの研修を希望していました。Mixed Borderとは、色とりどりの花々が絵の具のパレットのように組み合わせられている花壇の事で、両サイド128mにもおよぶものです。

Wisley Gardenは、ロンドンの郊外、南西のSurry州に位置し、周りは森というロケーションです。学生達は、皆寮生活でした。私は、ガーデンの中に建つAberconway Houseという寮に入ってました。そこでは、世界各国の学生さんが生活していて個性豊かな人達ばかりで楽しく過ごしてました。(植物が好きな人達は、変わっている人達が多いのです。)

Wisleyでは、毎週、植物アイデントという植物を覚えるテストがありました。指定されたエリアから出題されるので、週末は、ガーデンに出て植物を探し回っていました。

そんななか、植物の色彩や形に魅了されてどんどんガーデンに出るのが好きになっていきました。それが今の私の絵のベースになっていると思います。自然の作り出す光景は、素晴らしく感動の繰り返しでした。

ガーデンでは、ガーデナーとしてプロのガーデナーさんについて剪定やバラの手入れや植え込みなど経験しました。いつも優しく教えてくれたガーデナーさん達の顔が今でも思い出されます。

Mixed Borderは、年中花が咲いている花壇ではなく、一年に夏季のシーズンに一斉に咲きそろう花壇で、その時期は、宝石箱をひっくり返したようにキラキラと輝き、植物達のエネルギーと色彩の組み合わせの素晴らしさに圧倒されます。

そんなイメージをWisley Gardenへリスペクトを込めて描きました。大きな愛で見守ってくれていた校長のJim Gardener氏、Floral sectionの愛すべきガーデナーさん達と一緒に勉強した大好きな仲間達、ありがとうございました。

Wisley Gardenは、世界一のガーデンと私は、思ってます。また、いつか機会があれば帰りたい私のもう一つの故郷です。

いつまでも、素敵なガーデンを守っていってほしいと心から思ってます。

https://www.rhs.org.uk/gardens/wisley



0 件のコメント: